墓石の種類・デザインはどう選ぶ？和型・洋型・オリジナルの違いと後悔しない選び方

「墓石って、どんな種類やデザインがあるの？」そんな疑問を持っているあなたへ。

この記事では、和型・洋型・デザイン墓石の違いから、人気の形や素材、後悔しないための注意点まで、墓石選びに役立つ情報をまるっとお届けします。

最近は、見た目や家族の想いを大切にした“オリジナル墓石”を選ぶ人も増えてきました。

この記事を読めば、「自分たちに合った墓石はどれ？」がきっと見えてきますよ。

ぜひ最後まで読んで、納得のいくお墓づくりのヒントにしてくださいね。

墓石の種類とデザインの違いを徹底解説！

墓石の種類とデザインの違いを徹底解説します。

それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう！

①和型墓石の特徴と選ばれる理由

和型墓石と聞くと、多くの人が「お墓らしいお墓」を思い浮かべるのではないでしょうか。

このスタイルは日本で古くから親しまれている伝統的な形で、上から「竿石」「上台」「中台」「芝台」という4つの石を積み上げて作られるのが特徴です。

シンプルで重厚感があり、特に年配の方や昔ながらの風習を重視する家系で選ばれることが多いですね。

また、和型は仏教の世界観を反映していて、供養や祈りに重きを置く家庭では安心感を持って選ばれる傾向があります。

見た目は落ち着いた印象で、お墓参りのときにも心が落ち着く感じがするんですよね。

「やっぱり伝統が一番」という方にはぴったりのデザインです。

②洋型墓石のメリットとデザイン例

洋型墓石は、近年どんどん人気が高まってきているスタイルなんです。

見た目は横長のフォルムで、背が低く安定感があるのが特徴ですね。

このタイプは、和型に比べてデザインの自由度が高くて、丸みのある形や、シンプルでモダンな印象を出すことができるんです。

「堅苦しくない」「今っぽい」「スタイリッシュにしたい」って思っている人にはピッタリなんじゃないかなって思います。

それに、文字や彫刻の自由度も高いので、家名のほかに好きな言葉や絵を入れることも可能なんですよ。

若い世代や、宗教的なこだわりがあまりないご家庭から特に支持されてますね。

③デザイン墓石ってどんなもの？

デザイン墓石って、最近のお墓の世界ではとても注目されているんです！

このタイプは、「こんなお墓が欲しい！」っていう想いを形にする完全オーダーメイドの墓石。

例えば、故人の趣味や人生観、家族の願いを反映したシンボル的な形にすることができます。

ハート型や自然石風のナチュラルスタイル、球体デザインなんかもあって、もう発想は無限大です！

見た目の印象もガラリと変わってくるので、「個性的なお墓にしたい」と考えている方にはめちゃくちゃおすすめですよ。

もちろん、霊園のルール内での設計にはなるけど、それでも自由度が高いのが魅力です。

④霊園や地域によって選び方が違う理由

実は墓石のデザインって、霊園や地域によって選べる範囲が変わってくるんです。

というのも、各霊園ごとに「このエリアは和型のみ」とか、「洋型OKだけど高さ制限あり」といったルールがあるからなんですね。

地域によっても文化や風習が違うので、東北や関西では和型が圧倒的に多かったり、都市部では洋型やデザイン墓が好まれる傾向があったりします。

なので、「自分の理想のお墓を建てたい！」と思ったら、まずは霊園の規定や地域性をしっかり調べることがめちゃくちゃ大事です。

石材店に相談すると、その辺りも丁寧に教えてくれるので、まずは話を聞いてみるといいですよ！

墓石デザインで人気の形とレイアウト５選

墓石デザインで人気の形とレイアウト５選をご紹介します。

どんなデザインが人気なのか、それぞれ詳しく見ていきましょう！

①塔型・縦型デザイン

塔型や縦型の墓石は、昔ながらのスタイルを現代的にアレンジしたようなデザインです。

「お墓らしさ」や「荘厳な雰囲気」を大切にしたい人に選ばれています。

特に高さのあるデザインは遠くからでも目立つので、「お墓に存在感を出したい」という人にはピッタリです。

縦長フォルムは、天と地をつなぐという意味もあり、スピリチュアルな想いを大切にする人にも好まれます。

ただし、霊園によっては高さ制限があるので、設置前に確認しておくことが重要ですよ！

②曲線を使った柔らかい印象の墓石

最近人気が高まっているのが、曲線を活かした柔らかいフォルムのデザイン墓石です。

丸みのある形状は、優しさや温かみを感じさせてくれて、特に女性や家族連れに好まれる傾向があります。

角張った形よりも、「やわらかい雰囲気にしたい」「おしゃれでナチュラルな印象にしたい」という場合におすすめですね。

心の安らぎや、癒しの空間を意識してお墓を建てたい人にはぴったりの選択肢です。

丸みを帯びたデザインは、経年劣化や欠けにも比較的強く、お手入れがしやすいというメリットもありますよ。

③自然石を活かしたナチュラル系

自然石の風合いをそのまま活かした「ナチュラル系デザイン」もじわじわ人気が出てきています。

これは石をあまり加工せず、自然な形状や質感を活かしたものなんですね。

ゴツゴツした見た目や無骨な雰囲気が、逆に「自然の中にあるような安心感」を与えてくれます。

アウトドア好きだった故人の人柄を反映したいとか、「他とは違う個性を出したい」という方に選ばれることが多いです。

ただし、加工が少ないぶん設計が難しい場合もあるので、経験豊富な石材店にお願いするのが安心ですね！

④シンボル入りのオリジナル墓石

「オンリーワンのお墓を作りたい！」という方には、シンボル入りのオリジナル墓石が超おすすめです！

これは、家紋や故人の好きだった花、ペットの姿、さらには星や太陽など、好きなモチーフを彫刻にするタイプです。

お墓のデザインに「想い」や「ストーリー」を込めることができるので、見るたびに温かい気持ちになれるんですよね。

最近では、カラー彫刻やガラスを組み合わせたデザインも増えてきていて、アート的な感覚でお墓を作る方も増えてきています。

世界でひとつだけのオリジナル墓石、ぜひ検討してみてくださいね。

⑤モダン・スタイリッシュ系デザイン

モダンでスタイリッシュなお墓も、都市部を中心にすごく人気があります。

このタイプは、シンプルな直線デザイン、幾何学的な形状、白や黒などのモノトーンカラーを使ったクールな印象が特徴です。

宗教色が薄めで、インテリア感覚で選ぶ人も多いんですよ。

「古くさい感じはイヤ！」「今どきのデザインでまとめたい」って人には、まさにうってつけです。

将来的に承継する子世代にも好まれやすく、見た目のバランスも良いので、幅広い世代に支持されているスタイルですよ。

墓石の素材ごとの特徴とおすすめポイント

墓石の素材ごとの特徴とおすすめポイントを詳しく紹介します。

素材選びは、墓石の見た目や耐久性に大きく影響する大事なポイント。さっそく見ていきましょう！

①御影石の定番人気と理由

墓石の素材として圧倒的に人気があるのが「御影石（みかげいし）」です。

この石は硬くて耐久性が高く、風雨にも強いので、長持ちするというのが一番の理由ですね。

また、表面がきれいに磨けるので、光沢があって高級感があるんですよ。

汚れもつきにくく、掃除がしやすいので、手入れが楽なのも大きなメリットです。

色も豊富で、黒・白・ピンク・グレーなど、家の雰囲気や好みに合わせて選べるのも魅力的ですね。

迷ったらまずは御影石を検討するのがおすすめです。

②国産石と外国産石の違い

墓石に使われる石には、「国産」と「外国産」があるんですが、それぞれ特徴が違います。

国産石の代表格といえば、茨城の「真壁石（まかべいし）」や福島の「滝根みかげ」などが有名ですね。

品質が安定していて、目が細かく美しいのが特徴です。

一方で、外国産石はインドや中国、南アフリカ産が多く、価格が比較的抑えられるのがメリット。

インドの黒御影石なんかは、ツヤもあってかなり人気ですよ。

「産地にこだわりたい」「品質重視」「コストを抑えたい」など、目的に合わせて選んでみてくださいね。

③黒御影・白御影など色の印象

墓石の色もデザインに大きく関わってきます。

黒御影石は重厚で高級感があり、彫刻の文字が映えやすいので人気です。

一方、白御影石は清潔感があって、明るい印象を与えてくれます。

グレー系は自然な雰囲気で、落ち着いた印象に仕上がるので、年配の方にも人気がありますね。

ピンク系や緑がかった石など、少し個性的な色もあり、「人とは違う墓石にしたい」と考える方に好まれています。

色の違いだけで印象がガラリと変わるので、霊園の雰囲気や周囲とのバランスも見て選ぶと良いですよ！

④加工しやすさ・耐久性の違い

石の種類によって「加工のしやすさ」や「耐久性」も大きく変わってきます。

例えば、硬すぎる石は加工に手間がかかって費用が高くなりがちですが、その分しっかりした仕上がりになります。

逆に柔らかめの石は加工がしやすく、複雑なデザインや彫刻に向いていますが、劣化が早くなる可能性もあります。

長い目で見てメンテナンスの手間を減らしたいなら、やはり硬めの御影石が安心ですね。

また、石によっては雨風に弱かったり、汚れがつきやすいものもあるので、石材店のアドバイスを聞いて選ぶのがおすすめです。

墓石デザインで後悔しないための注意点

墓石デザインで後悔しないための注意点を事前に知っておきましょう。

「せっかく建てたのに後悔した…」なんてことがないように、押さえておきたいポイントをチェックしていきましょう！

①霊園や墓地のルールを確認

まず最初に絶対に確認すべきなのが、霊園や墓地ごとの「設計ルール」です。

これを知らずにデザインだけ先行してしまうと、「この形はNGです」と後から言われてしまうケースがあるんですよね。

例えば、「高さは〇cm以下」「墓誌の位置は右側のみ」「使用できる石の色はグレー系限定」など、想像以上に細かい規定がある霊園もあります。

せっかく理想のデザインを考えていても、ルールに合わなければ作れない…となると、時間もお金も無駄になってしまいます。

デザインを考える前に、まずは契約している霊園の規定を石材店に確認してもらうのが安心ですよ！

②掃除やお手入れのしやすさ

墓石のデザインを考えるとき、意外と見落としがちなのが「お手入れのしやすさ」なんです。

細かい装飾が多いデザインや、複雑な形状は確かに見た目がかっこいいんですが、いざ掃除しようと思うと手が届きにくかったり、ホコリや枯れ葉がたまりやすかったりします。

特に屋外に長年設置されるものなので、雨風にさらされて汚れが付きやすい場所なんですよね。

将来、掃除をするのがご自身ではなくお子さんやお孫さんになることも考えると、誰でも簡単に手入れできる形の方が安心です。

できれば、フラットで凹凸の少ないデザインや、水はけの良い形状を意識しておくと良いですね。

③将来的な管理のしやすさ

「今だけ良ければOK！」ではなくて、10年後・20年後のことまで見据えておくのが本当に大事です。

例えば、デザインにこだわりすぎて特殊な素材を使った場合、将来的に補修や交換が難しくなることもあります。

また、お墓を引き継ぐ予定の家族が遠方に住んでいたり、管理が難しい状況になったりするケースも最近は増えています。

そういった将来を見越して、管理しやすい墓所を選んだり、永代供養のオプションを検討するのも一つの方法です。

「見た目」だけじゃなくて「ずっと維持できるか？」という視点でも、しっかり考えておきたいところですよ！

④見た目だけで選ばない大切さ

「見た目がカッコいいから」「人と違っててオシャレだから」と、デザイン先行で決めてしまうと、あとで後悔することもあります。

特に故人の想いや家族の気持ちを反映できていなかったり、周囲の雰囲気にそぐわなかったりすると、なんとなくしっくりこないんですよね。

また、予算とのバランスもとても大切です。

理想のデザインがあっても、費用が跳ね上がってしまって苦しくなるのでは意味がありません。

デザインはあくまで「家族や故人の気持ちを形にする手段」として考えることが、後悔しないお墓づくりのコツです。

オリジナル墓石を作る時の流れとポイント

オリジナル墓石を作る時の流れとポイントをわかりやすく解説します。

「世界にひとつだけのお墓」を作るなら、まずはこの流れをしっかり押さえておきましょう！

①デザイン相談の準備ポイント

オリジナル墓石の第一歩は「どんなお墓にしたいか」をイメージすることから始まります。

故人の趣味や好きだったもの、家族の想いなどを紙に書き出しておくと、あとで話し合いがスムーズに進みますよ。

たとえば、「音楽が好きだったから楽譜を入れたい」「自然が好きだから曲線のデザインにしたい」など、ヒントになる情報を整理しておくのがポイントです。

また、他のお墓を見に行って、どんなデザインがあるのかをチェックしておくのもおすすめ。

最近は石材店のカタログやネットで実例写真が見られるので、それを参考に「こんな感じがいいな」というイメージを膨らませておきましょう！

②石材店との打ち合わせの進め方

準備ができたら、次は石材店との打ち合わせです。

この時に大切なのは、「デザインの希望」と「予算」「霊園のルール」をしっかり伝えること。

石材店の担当者はプロなので、希望に合わせたデザイン案を図面や3Dパースで見せてくれます。

「この形にしたいけど、この素材だと予算オーバーかも…」という場合も、別の石種を提案してくれたり、構造を調整してくれたりするので安心してくださいね。

打ち合わせは1回では終わらず、数回に分けて進めるケースが多いです。

納得がいくまで何度でも相談してOKなので、「ちょっと言いづらいな…」と思わずに、遠慮せず希望を伝えてください！

③設計～施工までの流れ

デザインが決まったら、次は設計から施工へと移ります。

通常は、以下のような流れになります。

工期は2〜3か月程度が一般的ですが、石材の輸入状況や施工スケジュールによって変動します。

完成したら最終チェックをして、納骨や開眼供養などの手続きを行えば完了です。

人生の節目となるお墓づくり、丁寧に進めていきましょう！

④費用の目安と予算の考え方

オリジナル墓石の費用は、内容によってピンキリですが、一般的には「150万円〜250万円前後」が相場です。

特にオーダーデザインや特殊な加工が入る場合は、費用が上乗せされることが多いです。

費用に含まれるものとしては、「石材代」「彫刻費」「設置工事費」「基礎工事」「デザイン料」などがあります。

あとで「こんなにかかると思わなかった…」とならないように、最初に「トータルでどこまで含まれているか」を必ず確認しておきましょう。

予算オーバーが心配な場合は、「このくらいの金額で抑えたい」という希望を石材店にしっかり伝えると、それに合わせて提案してくれるので安心ですよ！

まとめ｜墓石の種類とデザインの違いを知って選ぶ

墓石には和型・洋型・デザイン型といった種類があり、それぞれに見た目や意味、使われる素材まで違いがあります。

大切なのは、「どんな想いを込めたいか」「お墓参りのしやすさ」「将来の管理」など、家族の事情や価値観に合ったものを選ぶこと。

特にオリジナル墓石にする場合は、素材選びや霊園のルールも含めて総合的な視点が必要です。

今回の記事が、後悔のない墓石選びの第一歩になれば嬉しいです。